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「停戦体制から平和体制へ」

「停戦体制から平和体制へ」

 国連総会参加のために訪米中であった南朝鮮の文在寅大統領は9月25日、ニューヨークで、フォックスニュースから「北の非核化問題」のインタビューを受けた。
 文在寅氏は、「問題は北側が核廃棄措置を取る場合に、米側が相応する措置をどれくらい速度を上げてできるかだ」と米側の相応措置の方を強調した。
 その相応措置については、「必ず制裁緩和を意味することではない」として、「多様な方式で現在の敵対関係を清算し、新しい朝米関係を樹立することができる」と述べた。また、終戦宣言に関しては、「第2回朝米首脳会談」で議論されるだろうと述べた。
 これらの動きを邪魔しているのは、日本だけだ。
 北側が非核化措置を継続するためには、米国と国際社会が北側との敵対関係を終息させ、北側の安全保障を整えることが必要である。そのためには、朝鮮戦争停戦協定を平和協定に転換することが絶対に必要だ。
 日本も、そのことを理解しなければならない。

2018年9月27日 記

「『和解・癒し財団』の解散」

「『和解・癒し財団』の解散」

 元慰安婦たちに、安倍首相は心からの謝罪をしていない。
 和解金(慰労金)として10億円を出した「和解・癒し財団」について、その解散を求める被害者・金福童(キム・ポクトン)ハルモニら市民の要求を、文在寅大統領が受け入れた。
 文氏はそのことを安倍首相に通知した。
 同時に、財団は、今後について、①日本政府からの慰労金10億円の返還、②被害者中心主義に基づく被害者の名誉と人権の回復―などを訴えた。
 日本政府に対しては、国連の各種人権機構の勧告を受け入れさせ、被害者中心主義に基づく最終的な解決を求めていくとしている。
 何でも金銭で解決しようとする日本政府には、厳しく、痛い結果である。

2018年9月26日 記

「第3回南北首脳会談」

「第3回南北首脳会談」

 第3回南北首脳会談を行った南朝鮮の文在寅大統領は、9月20日、ソウルで国民向けの記者会談を行った。
 それによると、近い時期に南北国会会談の開催、自治体間の交流活性化、金剛山の南側資産の凍結解除に同意、12月にソウルで開催される「大高麗展」に北側の文化財展示―などの内容を、金正恩委員長と「口頭合意」で交わしたことを明らかにした。
 これに伴い、「9月平壌共同宣言」に明記された離散家族再会事業と金剛山観光事業再開に向けた準備が進められる。
 南北の交流事業がより、前進していくのだ。

2018年9月22日 記

「予兆能力」

「予兆能力」

 朝鮮半島にまた一歩、積極的な平和ロードが築かれた。
 18、19日の両日、金正恩朝鮮労働党委員長と文在寅韓国大統領との終戦宣言と「わが民族同士」による南北統一への確認がされた第3回南北首脳会談が行われたことである。
 さらに、20日には、朝鮮民族発祥の地とされる白頭山への登頂などによって、朝鮮民族として、世界に、特に米国に、朝鮮半島の平和統一への強い意思をはっきりと伝えることになったのではないか。
 文在寅氏は24日の米韓会談で、朝鮮戦争の終戦宣言を年内に実現したいという考えを伝えるとした。終戦宣言は、米韓両国の朝鮮との敵対関係を終わらせるための宣言であって、朝鮮と信頼関係を築いていくための第一歩となる。
 これらの平和に向かっての流れを、私は予兆していたように思う。
 このようにいえば、私に特別な能力があるように聞こえるかもしれないが、そういうことではない。感じていたとでも言っていいか。
 私が何十年と朝鮮統一支持運動を続けながら、朝鮮半島の平和を願ってきた。その願望と重なって実現したものかもしれない。

2018年9月21日 記

「米兵遺骨返還問題」

「米兵遺骨返還問題」

 朝鮮と米国は15日、板門店で、朝鮮戦争当時に行方不明になった米兵の遺骨返還問題に関して、将官級協議を行った。
 米兵の遺骨調査で合意。200体を返還する予定となった。すでに、米国から柩が届けられている。
 昨日まで敵国であった国同士が対話を重ね、それまでの憎しみと、不信感を一つ一つほどいてゆき、対話を重ね、信頼関係を重ねていくことで、問題解決へのスピード感が増していくだろう。
 ポンペオ氏のように、米国側の強い要求だけを先行させていたのでは、信頼関係も壊れてしまうだろう。

2018年9月16日 記
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takasi1936

Author:takasi1936
愛媛現代朝鮮問題研究所のブログです。

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