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「嚥下障害」

「嚥下障害」

 食事毎に現れる嚥下障害で苦しんでいる。
 選り好みせずに何でも食べているのだが、それがまた、何を食べても喉に引っ掛かり、咳をして戻してしまう。
 そんなことを繰り返し、収まるまでに数十分かかり、すべてのエネルギーを吸い取られたようになってぐったりしてしまう。
 咳き込むほどのエネルギーがあるのは、身体が生きていこうとしている積極的な意識なのか、どうか。
 苦しくてそこから逃れたいとして、また咳き込む。そのような矛盾の中に放り込まれて、生きていこうとすることにどのような意味があるのか、考え込んでしまう。
 いや、今の私に嚥下障害が現れるということは、もっと強く生きていけという誰かからの命令なのか。
 咳き込む瞬間、死を考えることはある。ただ、この苦しさと闘うエネルギーが、今の私にとって、生き抜いていこうとするための源になっているのだとも思う。
 ただ、今、はっきりとしているのは、嚥下障害で苦しんでいることであり、この苦しさから解放されたいというのが素直な気持ちだ。
 それさえも許されず、もっと闘え、闘って生き抜けということなのか。

2018年10月6日 記

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Author:takasi1936
愛媛現代朝鮮問題研究所のブログです。

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