「翁長雄志沖縄県知事を悼む」
「翁長雄志沖縄県知事を悼む」
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画(政府)に反対し、膵がんの治療を受けながら知事という公務を続けてきた沖縄県の翁長雄志知事が8日、同県浦添市の病院で死去した。
67歳。4月に間ドックを受けた際に、精密検査が必要とされ、膵臓に腫瘍が見つかり、切除手術を受け、再発を抑えながら県議会6月定例会や沖縄全戦没者追悼式(6月23日)に出席するなど、知事職をこなしていた。
私と同じ膵がんということで、翁長知事にはもっとがんばってもらいたかった。残念である。
自民党以外の政党で、辺野古移設をめぐって日米両政府と闘った半生。沖縄県の象徴的存在でもあった。癌には勝てなかったのか。残念である。私にとっても他人事ではない。
ただ、一つだけ言いたい。かつて、翁長氏は、「本土人は沖縄を上から目線で見ている」、「沖縄の苦しみを理解していない」と、沖縄の主張を理解しない日米両政府に加えて、本土人にも怒りを表現していたが、それは違う。
理解しないのは、日米両政府であって、本土人の多くは沖縄の現状を理解し、心を寄せ、反対運動を共にしてきた。私もそうである。私から言わせれば、理解していないのは日米両政府だけである。
次の知事も、翁長氏の志を継いでくれることを願っている。
翁長氏のこれまでの生き様に敬意を払いたい。どうか安らかに。
2018年8月10日 記
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画(政府)に反対し、膵がんの治療を受けながら知事という公務を続けてきた沖縄県の翁長雄志知事が8日、同県浦添市の病院で死去した。
67歳。4月に間ドックを受けた際に、精密検査が必要とされ、膵臓に腫瘍が見つかり、切除手術を受け、再発を抑えながら県議会6月定例会や沖縄全戦没者追悼式(6月23日)に出席するなど、知事職をこなしていた。
私と同じ膵がんということで、翁長知事にはもっとがんばってもらいたかった。残念である。
自民党以外の政党で、辺野古移設をめぐって日米両政府と闘った半生。沖縄県の象徴的存在でもあった。癌には勝てなかったのか。残念である。私にとっても他人事ではない。
ただ、一つだけ言いたい。かつて、翁長氏は、「本土人は沖縄を上から目線で見ている」、「沖縄の苦しみを理解していない」と、沖縄の主張を理解しない日米両政府に加えて、本土人にも怒りを表現していたが、それは違う。
理解しないのは、日米両政府であって、本土人の多くは沖縄の現状を理解し、心を寄せ、反対運動を共にしてきた。私もそうである。私から言わせれば、理解していないのは日米両政府だけである。
次の知事も、翁長氏の志を継いでくれることを願っている。
翁長氏のこれまでの生き様に敬意を払いたい。どうか安らかに。
2018年8月10日 記