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「9代目国連事務総長に期待すること」

「9代目国連事務総長に期待すること」

 国連安全保障理事会が、今年末で任期を終える藩基文国連事務総長の後任に、国連難民高等弁務官を務めた(2005年から2期10年)グテレス元ポルトガル首相(95年から6年半)を選んだ。

 これまで、拒否権を持つ常任理事国間の裏取引、駆け引きによる密室協議が先行し、結局、藩氏を含む8人の歴代事務総長は、米国好みの人物が選ばれてきた。

 国連憲章には、世界の平和、安全に脅威を与える問題について、安保理に注意を促すことが規定(安保理を直接指導できる権限はないが)されている。

 ところが、米国の力の背景で選ばれたこれまでの事務総長は、米国による朝鮮半島の南北分断強行、南朝鮮単独選挙、朝鮮戦争、駐韓米軍の撤退問題、停戦協定の朝米平和協定への転換問題など、何一つとして朝鮮半島の平和と安全問題に寄与してこなかった。

 むしろ逆に、米国に気兼ねしてか、米国が進めてきた朝鮮人民の南北分断政策を支持してきた側面も見られる。

 藩氏の場合、朝鮮人として朝鮮半島の現状を憂い、朝米平和協定締結のために、国連の場で汗をかくと期待されていたが、やはり、米国の意向で選出されたとの思いがあってか、北の核、ミサイル、人権問題を米国目線で繰り返していた。失望している。

 今回の9代目の事務総長選びについては、公開質疑と6回の模擬投票など、透明性を高める改革があって、人物本位で、グレテス氏が選ばれたようだ。

 グレテス氏もまた、現在のシリア危機や難民問題への課題に向けて行動を起こしていきたいと意欲を語っていた。

 欧州の危機への対応も重要であるが、アジア危機、特に朝鮮半島危機にも目を向けてもらいたいと思う。

 朝鮮半島危機という時、米プロパガンダ情報が流す北の核開発やミサイル発射が問題ではなく、朝鮮戦争停戦協定が調印から63年経っても平和協定に転換されていないことの異常性が、根源的な問題である。

 来年1月から、9代目の国連事務総長に就任するグレテス氏が、朝鮮半島の危機問題に目を向けることを期待したい。

                                                                  2016年10月10日 記

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