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「自衛隊が『軍隊』となる」

「自衛隊が『軍隊』となる」

 稲田朋美防衛相は24日、安全保障関連法に基づく新任務の訓練に着手することを表明した。

 国連平和維持活動(PKO)として、南スーダンに11月から派遣する陸上自衛隊の交代部隊による新任務(駆け付け警護)訓練が9月中旬頃から、本格的に始まるのだ。

 「駆け付け警護」は、離れた場所で襲撃を受けたPKO関係者(他国軍)らの救援に向かうのだが、状況によっては武器使用も認められる。

 その最初の任務が、11月に派遣する交代部隊となり、自衛隊の活動が新たな、より「軍隊的」性格を帯びた段階に入ったことを示している。

 交代部隊には、各国部隊が集まる宿営地の共同警備に加わる「宿営地の共同防衛」も想定されていることから、民間人を誤射したり、本格的な戦闘に発展したりすることもあり得る。

 昨年の安保関連法の国会審議中、「自衛隊で犠牲者が最初に出るとしたらPKO」だと指摘する政府関係者もいたと言う。

 それでも安倍政権は、安保関連法の本格運用を通じ、日米同盟の実質強化につなげるため、自衛隊の「軍隊化」を進めていこうとしている。(米国へのおもねりも含めて)

 ①防衛省は10月に米グアム周辺で実施する日米共同総合演習「キーンソード」で、有事の際の米艦防衛などの集団的自衛権の行使を検討

 ②さらに日米同盟強化策として、近く、安保関連法に基づいて日米物品役務相互提供協定を改定し、日米が融通する物資の対象を拡大する予定。

 ③日米の調整を終え、平時の米艦防護への訓練を計画

 以上でもわかる通り、安保関連法が現実に動き始めている。

 安倍政権へのさらなる追及が必要である。

                                                                  2016年8月25日 記

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愛媛現代朝鮮問題研究所のブログです。

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