「オバマ米大統領への抗議」
「オバマ米大統領への抗議」
名田隆司
米核安全保障局(NNSA)は、10月30日までに、少量のプルトニウムを使って核兵器の性能を調べる実験を今年の7~9月に1回実施したことを、ウェブサイトで明らかにした。
実験は、強力なX線を生みだす「Zマシン」という特殊な装置を用いたもので、保有する核兵器の性能を維持することが目的であるが、核実験である。
今年は、4~6月にも行っていて、「非核化」発言と矛盾している。
そのようなオバマ米政権が、まるで世界の核審判員にでもなったように、誰それの核実験はいけない、誰それの核保有は脅威だと批判をしていることは、虚しいこだまのようにしか聞こえない。
しかも世界で最後の1カ国になるまで核兵器を保有すると豪語しているオバマ氏だから、今後とも、こうした核実験を続けていくつもりだろう。
だとしたら、核なき世界を訴えた「プラハ演説」とも矛盾しているし、そのために受賞したノーベル平和賞は欺瞞だ。
オバマ氏の言葉など誰も信じないし、それはオバマ氏個人の不幸で、米国の悲劇で、世界平和を冒瀆している。
やっと日本が参加し、125カ国が署名した国連の「核不使用」声明の、非核の国際社会の流れを無視した、傲慢な姿勢だ。
今後は、他国の核政策にえらそうに要求するのなら、その前に自らの核削減を実施することだ。それが出来なければ、ノーベル平和賞を返上することだ。
朝鮮への核威嚇を直ちに中止することだ。
2013年10月31日 記
名田隆司
米核安全保障局(NNSA)は、10月30日までに、少量のプルトニウムを使って核兵器の性能を調べる実験を今年の7~9月に1回実施したことを、ウェブサイトで明らかにした。
実験は、強力なX線を生みだす「Zマシン」という特殊な装置を用いたもので、保有する核兵器の性能を維持することが目的であるが、核実験である。
今年は、4~6月にも行っていて、「非核化」発言と矛盾している。
そのようなオバマ米政権が、まるで世界の核審判員にでもなったように、誰それの核実験はいけない、誰それの核保有は脅威だと批判をしていることは、虚しいこだまのようにしか聞こえない。
しかも世界で最後の1カ国になるまで核兵器を保有すると豪語しているオバマ氏だから、今後とも、こうした核実験を続けていくつもりだろう。
だとしたら、核なき世界を訴えた「プラハ演説」とも矛盾しているし、そのために受賞したノーベル平和賞は欺瞞だ。
オバマ氏の言葉など誰も信じないし、それはオバマ氏個人の不幸で、米国の悲劇で、世界平和を冒瀆している。
やっと日本が参加し、125カ国が署名した国連の「核不使用」声明の、非核の国際社会の流れを無視した、傲慢な姿勢だ。
今後は、他国の核政策にえらそうに要求するのなら、その前に自らの核削減を実施することだ。それが出来なければ、ノーベル平和賞を返上することだ。
朝鮮への核威嚇を直ちに中止することだ。
2013年10月31日 記