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「朝鮮労働党第7回党大会は米帝への勝利宣言だ」

「朝鮮労働党第7回党大会は米帝への勝利宣言だ」


 朝鮮労働党中央委員会政治局は10月30日、来年5月の初旬に第7回党大会を招集することを朝鮮中央通信を通じて発表した。非常にうれしいニュースだ。

 第6回党大会が1980年10月であったから、36年ぶりに開催される党大会である。

 その間、共和国は十分に苦しんだ。

 ソ連および東欧社会主義諸国の崩壊、米帝国主義の核先制攻撃脅迫と経済制裁の圧力、金日成主席と金正日総書記の逝去など、政治的環境の激変があった。

 苦しむ共和国の一面だけしか見ていないオバマ米政権はステルス戦略爆撃機など最新戦略武器を投入した不意の先制攻撃、さらには「首脳部除去」など、共和国消滅作戦シナリオを磨き、実戦段階へと近づけている。

 しかし共和国は、「苦難の行軍」を歩みながらも、社会主義強国建設を確実に磨きあげるという、したたかさを見せつけた。その成果を発表するのだ。

 米帝が世界支配のためのアジア太平洋リバランス戦略を主張し、幾ら武力増強を実践しようとも、共和国は反帝、自主、社会主義の旗印を一層鮮明にして、高くはためかせていく。

 それが、朝鮮労働党第7回党大会開催の意味である。

 金正恩体制にとっての、米帝への勝利宣言である。


                                                                   2015年11月8日 記
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「夢にも統一」

「夢にも統一」

 今回も術後3日目から、2、3日、幻覚がやってきた。

 ICU室に一晩待期し、病室に戻っても何本ものチューブや点滴などの管が体にまといついて、寝たままの姿勢を取るしかなかった。

 その目の先には天井と、正面の白い壁しかない。

 しばらくすると、その壁がゆらりと動き、風もないのにカーテンのようにゆっくりとまくれ上がっていく。

 まるで劇場の幕のようにして上がっていく。

 その幕が開いた後に、一本の黒く大きな線が見える。

 道路なのかなあと見ていると変化して、鉄条網が現れ、境界を示す白い杭が現れ、そうこうするうちに「38度線」と表示した小さな看板が見えた。

 「あれっ、朝鮮半島の軍事分界線かな」と見ていると、「ここは、朝鮮の自主的平和統一に至る道路なのだ」と、どこかからアナウンスが聞こえる。

 その意味不明な道路は、私の視界いっぱいに真っ直ぐどこまでも延びていて、なぜか、大小様々なビル、爆撃された鉄橋、戦車、機関銃、銃カブト、船舶、工場の煙突、廃車、鉄道のレールなど、不統一なものが道幅いっぱいに占拠しているだけで、そこには人間はいない。誰ひとりいない荒りょうとした風景。

 だが、そこに動く物体がひとつ見えた。

 見つめてみると、それは私自身だった。

 私は巨大な廃棄物を押しのけながら、歩いて何かを叫んでいる。

 だが、どこへ向かおうとしているのだろうか。

 幻影はそこまでで、その後、何度も同じ風景を見ていた。


 幻影は、私自身の願望なのだろう。

 私の意志は、体力が弱り、直接運動に参加できなくとも、どこにいても、朝鮮の自主的平和統一の実現を主張しているのだ。

                                                                   2015年11月6日 記

「2度目の手術を終えて」

「2度目の手術を終えて」

 2度目の手術を10月27日に受けた。

 膵臓の3分の1を切り取った。

 担当医との協議で、インスリンが出る機能はできるだけ残しておきたい、との希望を伝えていたので、医師もぎりぎりの判断だったかと思う。

 膵臓はかろうじて、まだ3分の1ほどは残っているとはいえ、がん腫瘍も残したことになる。

 だからまた、新しい「たたかい」を始めねばならない。

 私の腹部の中で、「最後の決戦」が始まったことになる。

 だが、私にはもう一つの現実のたたかいがある。

 それは、帝国主義とのたたかい、米帝国主義に対することばの弾丸を撃ち続けることである。

 こちらの「たたかい」も、いささかもゆるめることが出来ないと、決心をしている。

                                                                 2015年10月31日 記
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Author:takasi1936
愛媛現代朝鮮問題研究所のブログです。

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