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「戦勝60周年祭典、小スケッチ(その1)」

「戦勝60周年祭典、小スケッチ(その1)」

                                               名田隆司


 朝鮮戦争(祖国解放戦争)勝利60周年記念平壌祭典の参加国数・団体・人数について、朝鮮政府側はまだ公式発表していない。

 今回の他国からの参加は、昨年4月の金日成主席生誕100周年とは性格が違い、各国とも政権・政治関係よりは、軍関係者を中心とした構成メンバーとなっている。

 中国の場合、李源潮国家副主席を団長とする党・政府の団のほか、幾つかの軍関係、文化関係の団など、計11団を送っていて、戦友国とあって一番多い人数を派遣していた。

 次いで、ロシアが9団体以上と、様々な層を送っていて、現在の朝鮮情勢を反映していた。

 面白いのは、朝鮮戦争で「国連軍」として参戦した16カ国中、米国、英国、仏、オーストラリア、トルコ、ニュージーランド、カナダ、タイの8カ国から、軍関係または民間団体が参加していることである。
 
 米国は、ラムジー・クラーク元米国司法長官、AP通信社副社長のほか、労働者世界党代表団、社会労働党代表団など、昨年4月の時より、多彩で多い人数が参加している。

 英国もまた、共産党代表団、労働党代表団、革命的共産党代表団など、政党を中心に参加している。

 私が朝鮮中央通信などの報道から確認した参加国数は62カ国(団体数はまだ不明であるが、参加人数は2000人余までは確認できる)

 彼らは、朝鮮に興味があって、はるばる参加したのではない。

 朝鮮の政策を支持し、朝鮮半島の平和統一を支持しているから、戦勝「7・27」を平壌の地で確認し、その意志を共有する、反帝勢力なのである。

 オバマ米政権と、安倍晋三政権は、この現実から目をそらさず、朝鮮半島の平和協定への環境作りに動きだすべきだ。

                                        CIMG0781_convert_20130808142734.jpg
         「戦勝60周年記念切手」

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     「金正日総書記・金正恩第1書記の切手」

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        「金正恩第1書記最初の切手」

                                        2013年8月1日 記



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愛媛現代朝鮮問題研究所のブログです。

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